【茶吉のお伊勢参り】伊勢神宮と元伊勢を詣でて～伊勢神宮・元伊勢詣で～あとがき

神社と一口に言っても、歴史・建築・立地などが複雑に絡み、奥が深いですねぇ・・・。
調べれば調べるほど謎の部分が多くて。
今回は、「海人族」「籠目紋」「丹後王国」だののキーワードまで出てきて、訳がわかりませんでした。
そんなわけで・・・各神社の由来由緒など、私が探した幾つかのHPアドレスを
各ページ下記に載せました。

個人的に一番「？」だったのは、
「五色の基玉」（すえだま・座玉とも）と「唯一神明造」のところです。
「格式が高いことをあらわす様式だから他の神社で使っちゃダメ」という
（基本的に）伊勢神宮にだけ許されている様式のようですが、
では、なぜあんなにアチコチ移動しなきゃならなかったのでしょう？

アマテラスは本来大事にされていた
↓
勢力変わる（タカミムスビノカミ派台頭）
↓
アマテラス追い出された
↓
また勢力変わった（アマテラス派復活）
↓
ゾンザイに扱ってしまった贖罪の念や、アマテラス派のアピール
↓
より一層大事にした
↓
今に至る

というような説もあるようですが？？？

ちなみに五色の基玉は五行をあらわしている、とのこと。
五行とは「木」「火」「土」「金」「水」の気がめぐる（行る）ことで、
四柱推命という占いで、お馴染みの人もいると思います。
しかし、この”五行”うんぬんの考えが日本に伝わったのが
5世紀から6世紀頃とのことですから、崇神天皇の頃とは関係ないのかな・・・

なぜか分からないけど国津神（代表・出雲大社）の方に、なんとなく愛着がある私は、
天津神（代表・伊勢神宮）に勝手な偏見を持っていました。
それは・・・
「セレブだからって、気取ってるんじゃないわよねぇ」
という、本当に意味不明なイメージです。（若干嫉妬しているのは、なんなんだろう？？）
「支配された敗者に対する同情」とかそういうのではなくて・・・
やっぱり、日本のルーツとか土台とかそういう存在に対する愛着なのかなと思います。
だから、実際に伊勢神宮にお参りして、あまりにも感動してしまい
「なんだ、実際に会って話ししてみたら、すごく良い人じゃん！！」
というのと同じように態度がコロッと変わってしまいました（笑）。

神社というのは、なんなのでしょうか？
神社仏閣、パワースポット、サンクチュアリなどがブームですが、
私たちが神社に求めているものは何なのか、
これから神社は現代社会とどう関わってゆくのでしょうか。
農業、漁業などをはじめとした日本人の生活と命を見守ってきた神社。
忘れ去られ、朽ちてゆく神社を見ると、日本そのものを見るようで辛くなります。
神社にゆけば、日本の歴史に触れることになります。
自分の国のルーツに触れることになります。
私たちは、日本人としてのアイデンティティーを確認しに行っているのかもかもしれません。

パワースポット、サンクチュアリとしても有名な伊勢神宮。
ミーハーな気持ちで行っても、全然良いと思います。
神社という日本文化に触れ、感動することは素敵なことだと思います。
「伊勢」と言ったら、伊勢海老、松阪牛を筆頭に美味しい食べ物も多いし、
萬古焼、伊賀焼などの伝統工芸品も素晴らしいです。素敵なお伊勢参りを！

伊勢神宮にお参りする前に、二見浦で禊をしてから、というのが習わしでした。
実際に禊はできなくても、こちらで見るご来光は神秘的ですよ。
⇒伊勢神宮に近い「伊勢・二見エリア」の温泉宿・ホテル をじゃらんで見てみる

元伊勢にお参りし、天橋立に観光したら、そのまま天橋立で宿泊しても良いのですが…
丹後・久美浜エリアは温泉がたくさんあります。美しい海に沈む夕陽も有名です。
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