伊勢神宮

2009年7月14日から9月6日、東京・上野で「伊勢神宮と神々の美術」展が開催されていました。
(リンク等は下記を参照ください)

伊勢神宮や、古事記・日本書紀に明るくないので音声ガイドをレンタルしたのですが、この音声ガイドが美輪明弘さんで、雰囲気がぴったり。神楽歌(かぐらうた)も聞こえてきて、たまには500円出して音声ガイドをレンタルするのも良いなぁ、と思った。
ちなみに、内宮は「ないぐう」ではなく、「ないくう」と言うこと、外宮は「げぐう」ではなく、「げくう」と言うことをその時に初めて知りました。

もう一度整理すると・・・天照大御神をお祀りしているのが皇大神宮(内宮)。
豊受大御神をお祀りしているのが豊受大神宮(外宮)。さらに、この両宮に所属する宮社はなんと125社。

伊勢神宮は、外宮から先に参拝する決まりになっているようです。
主祭神の豊受大御神(とようけのおおかみ)は、食物・穀物の女神です。
太陽が神格化されたのが天照大御神です。

伊勢神宮に限らず、神社にお参りする前には、少しだけでも知識を得てからの方が断然おすすめ。
オペラを観に行くなら、どういう話かあらかじめ知っておいた方が楽しいし、野球を観に行くなら、野球のルールを多少は知っておいた方が楽しい・・・そういう感じで、私はちょこっと調べてからお参りすることが多いです。
伊勢神宮関係のサイトを色々調べてみたので、下記にリンクを貼ります。(と言っても、グーグルで検索すればすぐにでてくるものばかりですが・・・)

豊受大神宮(外宮)

さて、伊勢神宮は社殿の写真撮影はダメです。
階段の一番下からならOK、などと写真撮影OKなところが決まっています。
数ヶ月前、厳島神社にお参りに行った際には感動して写真をたくさん撮りまくったのですが、
ここ伊勢神宮(外宮)ではなぜか、全く撮りませんでした・・・。
「感動」にも色々種類があるんだなーと、しみじみ思います。
「うわ〜!」っとテンションが上がる種類の感動。
「じ〜ん・・・」と心打たれて涙が零れそうになる種類の感動。
しかし、ここ外宮ではそのどちらでもなく。ただ心が静まり返り、
静寂というより静謐な空間に包まれ、やっと来れた・・・という満足感。そして、自動車に戻ったところで
「あ〜!何で写真を撮ってこなかったんだろう!」となりました。
いわゆる「我にかえった」感じなんでしょうか?これは、”初めて”ならではの感覚・感動なのでしょうね。
しかしそれにしても、ヘンな話だな、と思います。
伊勢神宮を意識したのは訪れる1ヶ月ほど前で、やっと来れた・・・という感覚をなぜ抱いたのでしょう?

伊勢神宮(外宮)

こちら外宮での参拝(滞在)時間は30分〜40分でした。

皇大神宮(内宮)

駐車場から宇治橋へ向かうと、20年に一度の架け替え工事中でした。 昔ながらの技法を受け継ぐ宮大工さんによる和橋です。すぐ隣の仮の橋を渡ります。
この清流・五十鈴川に掛かる宇治橋は、聖域と俗世界の境界となるわけです。
内宮はとても広く、駐車場から社殿まで少し歩きます。とはいえ、きれいな広い道を、緑を眺めながらテクテク歩いてゆくのは気持ちいいです。
歩いていると、ニワトリがそここにいます。なぜニワトリが・・・?
ニワトリは朝を呼びます。太陽を呼びます。
アマテラスオオミカミが、弟スサノオの大暴れに心を痛め 「天の岩戸」へ隠れて出てこなくなってしまいました。 太陽の神さまが隠れてしまっては、世界は暗闇に閉ざされてしまいます。
そこで、神々は「アマテラスオオミカミに出てきてもらおう大作戦!」を企画し、見事成功します。
そのときに一役買ったのがニワトリのコケコッコー!なのでした。
この話は大変面白い部分なので、古事記をまだご存じない方は、是非読んでみてください。

さて、こちら内宮も写真を撮ってよい位置が決められています。制約がある分、感性を研ぎ澄ませようと思うもの。イメージ、イメージ・・・

・・・夜が闇であり、闇にすべてが包まれていたころ。
朝が光であり、すべてが光を享受していたころ。
陰陽が流転し、太陽が一日毎に生死を繰り返し、月が暦を教えていたころ、神社の存在感はどれほどの強さだったか?カミとの約束はどれほど重かっただろう?20年ごとに生まれ変わる伊勢神宮。
はじめから”耐久性”を求めたのではなく、あえて手間をかけ造り替えていく。
単一で長い寿命を求めるのではなく、次の世代へ託し、点と点がやがて長い線となる寿命。
誰かが受け継ぐ、我が子が紡ぐ、そしてまたその次へ・・・ 絶対な信頼が、ここにあって、時間をかけることへの肯定があるように思えます。
これからも続くであろう営みへ安堵感と、断絶させないための自覚を促す緊張感。
「目視できる歴史」が「自己肯定」というカタチとなる。そんな気がしました。

おかげ横丁も楽しみにしていたのですが、朝早くだったためまだ開いていませんでした。
残念。人懐こい猫と遊んで、次は”天橋立”(あまのはしだて)を目指します!

こちら内宮での参拝(滞在)時間は50分〜60分でした。

お役立ちリンク

公式HP
【伊勢神宮】
http://www.isejingu.or.jp/

「伊勢神宮と神々の美術」展公式HP
【伊勢神宮と神々の美術 〜上野でぶらり、伊勢詣で〜】
http://www.iseten2009.jp/
↑伊勢神宮の説明が分かりやすいです。

伊勢神宮『インターネットでお伊勢参り』
http://hometown.infocreate.co.jp/kinki/ise/jingu/jg.html
↑Q&Aのページなど、「一日のお祭り」のページなど具体的に書いてあります。

やっぱり・・・いつもの
【フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』】

・伊勢神宮ページ(内宮)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%A5%9E%E5%AE%AE

・伊勢神宮ページ(外宮)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%8A%E5%8F%97%E5%A4%A7%E7%A5%9E%E5%AE%AE

・天照大御神ページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%85%A7%E5%A4%A7%E5%BE%A1%E7%A5%9E

・豊受大御神ページ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%A6%E3%82%B1%E3%83%93%E3%83%A1

■【伊勢神宮式年遷宮広報本部 公式ウェブサイト】
http://www.sengu.info/index.html



大きな地図で見る
伊勢神宮・元伊勢メインメニュー

HOME

二見が浦と猿田彦神社

伊勢神宮(外宮・内宮))

天橋立と琴引浜

籠(この)神社と真名井神社

あとがき

出雲大社、厳島神社などの神社・パワースポット・サンクチュアリへの「一人旅旅行記」はこちらから

出雲大社、厳島神社などの 「神社・パワースポット一人旅旅行記」はこちらから

透明度抜群の綺麗な海の南国、沖縄県宮古島への旅行記はこちらから

透明度抜群の綺麗な海の南国、沖縄県宮古島への旅行記はこちらから

管理人のプロフィール
★fc2プロフ★
管理人のプロフィール

このサイトは、神社・温泉・美味しいもの大好きな茶吉の旅行記です。ブログ「大器晩成だから。」の方にも熊野三山(和歌山)、出羽三山(山形)、奈良県などの神社・パワースポット旅行記がたくさんありますので、ぜひご覧になってみてください♪

熊野本宮大社・大斎原、熊野速玉大社、熊野那智大社、玉置神社、奈良・大神神社、檜原神社などのリポートへ


宮城県・山形県への旅(出羽三山神社など) リポートへ


ほか戸隠神社、鹿島神宮、榛名神社などブログトップページ

■満天の星や、海を眺めながら。
一杯飲みながら雪見風呂・・・
露天風呂に入りたいなぁ。

【じゃらん】温泉旅館・ホテル1700軒が予約OK!日帰り温泉、クチコミ情報付


伊勢神宮にお参りする前に、二見浦で禊をしてから、というのが習わしでした。 実際に禊はできなくても、こちらで見るご来光は神秘的ですよ。
伊勢神宮に近い「伊勢・二見エリア」の温泉宿・ホテル をじゃらんで見てみる


元伊勢にお参りし、天橋立に観光したら、そのまま天橋立で宿泊しても良いのですが… 丹後・久美浜エリアは温泉がたくさんあります。 美しい海に沈む夕陽も有名です。
丹後・久美浜エリアの露天風呂のある温泉宿・ホテル をじゃらんで見てみる

inserted by FC2 system