【茶吉のお伊勢参り】伊勢神宮と元伊勢を詣でて～二見興玉神社、猿田彦神社

ここ二見浦（ふたみがうら）は、
サンクチュアリ（聖域）と、ビュースポットと、両方で有名な場所です。
御来光が拝める、ということで私も何とか日の出までに到着できるよう
朝焼けの高速道路を急ぎ・・・上の写真の通り、ギリギリ間に合いました。
この日は平日でしたが、カメラマンをはじめ、浴衣を着た旅館宿泊者、観光客など
大勢のひとがカメラを持ち、ご来光を一番良い場所で撮影しようと待ちかまえていました。
・・・こんな時、いつも思う。
一番いい瞬間を自分の目でしかと見届けるべきか？
カメラのレンズ越しで見届けるべきか？
と思いつつ、無駄にデジカメのシャッターを押し、SDカードのデータの嵩が増す・・・。
昨日まで天気が悪かったので、ここまで美しい日の出が見られたのは御の字！
カエル（の置物）に囲まれた二見浦、ここでの滞在時間（参拝時間）はおよそ30分くらいでした。

伊勢神宮（外宮）から伊勢神宮（内宮）への移動の際に通りかかり、
せっかくだからと参拝することに。
ところで、田舎道の道端などで男女一対の姿が彫られた古い石を見かけたことはありませんか？
大きさは小さいものが多いので、普段は気づかないかもしれません。
これは道祖神といって「交通安全の神さま」、「その村の守り神」ですが、
猿田彦神もまた「交通安全の神さま」であることから習合・融合しているようです。
ちなみに、長野県に訪れると道祖神の石をよく見ます。

・・・太古の大昔。
日本を治めるためにニニギという神さまが、神さまの国から遣わされる際、
サルタヒコが「私がご案内しましょう」と先導しました。
というところから、道案内・交通安全の神さまになった、らしいです。

私の猿田彦神のイメージというと・・・
神話時代にせよ、日本にはすでに住んでいた「誰か」
（日本古来の神さま、原住民、縄文人など・・・）が居たはずで、
急にほかの神さま（新しい神さま、海を渡ってきた人、弥生人説あり・・・）がやってきて、
「今日から私たちがこの国を治めます」と言ってきても
「ハイ、どうぞ」とはなりませんよねぇ。
そこで、サルタヒコが司会になったり、交渉したり、調整したり、外務大臣になったり・・・
したのかもしれないなぁ。
と思うと、単に道案内ではなく、新しい出来事への対応とか人生の道案内の神さまとして
お願い事をしたいと思ってみたりします。
難しい会議を上手く運びたい、対人関係の交通事故を防ぎたい、人生の路頭に迷っている・・・
なんていう方、一度猿田彦神にご挨拶してみてはどうでしょうか？
こちらでの滞在（参拝）時間は30分くらいでした。