【茶吉のサンクチュアリめぐり一人旅】出雲大社・厳島神社編

国民宿舎水明荘チェックイン

眠さと疲労でふらふらとチェックインを済ませる。
国民宿舎だからなのか、旅館のように荷物を運んでくれたり、 女将が挨拶に来たり・・・
とかそういうことは無くビジネスホテルの感じのシステム。

シングルタイプの部屋は狭いが、窓が大きいので圧迫感はない。
清潔に保たれてはいるけれど、やや古い建物が
むしろ落ち着ける印象で、居心地良い。

もうすぐにでも寝てしまいそうだが、肩がガッチガッチなので、とにかくお風呂に入ろう。
ここは何と言っても、自然湧出の自家源泉、かけ流しの温泉が楽しめるのだから！

まずは露天風呂へ。
露天風呂はやや狭目で4人〜5人くらいが丁度良いかと思う。
お湯の湧出量に合わせている広さなのだとしたら、むしろ嬉しい。

景色は東郷湖（とうごうこ）を眺められ、青空が広がる。
しかし、地元の日帰り温泉客と見られる、若い女の子２人がなにやら真剣に話し込んでいる。
「彼氏と別れようか、どうしようか」を語り合っている。
・・・う〜む、これは気まずい・・・。
会話がバッチリ聞こえてしまい、お邪魔虫になってしまう。

すごすごと、内風呂へ行く。やはり日帰り温泉の常連さんと思われるお客さんが４人。
こちらもやや狭いが、このくらいの人数ならまぁ余裕。
全身を洗って、湯船に入る。
ぬるめのお湯が気持ち良い〜。体中のコリが溶けていく感じ。
お湯が軽やかで、爽やか〜。硫黄のニオイなどは無く無色透明。
本当に気持ち良い。あがったあとのお肌、サラッサラッスベスベ〜！
下の写真は、右にあるサムネイルをクリックすると、画像が切り替わります。

夕食─味・ボリュームともに満足！─

夕飯は1階のレストランで6時からいただく形式。
おひとり様の食事は慣れているが、さすがにカップルに囲まれての食事は嫌だな〜。
と、思っていたら見事に熟年夫婦が4組。

私の座席はレストランの中央で、4組の熟年夫婦に囲まれて食べるカタチに。
一人旅の方は、食事が部屋出しでない場合は宿泊予約時に
「レストランに窓際の席があれば、そこにして欲しい」などと
お願いしておいた方が落ち着いて食べられるかもしれませんね。

ご飯は、国民宿舎というイメージから、
正直なところあまり期待していなかったのだが（←失礼）、美味しい〜！！
献立そのものはオーソドックスで旅館にありがちな定番メニュー。
だからこそ、こだわっている部分や新鮮さが分かる、という感じ。
優しい味付けで、温かいものは温かく出され、魚もとても新鮮で美味しい。
（魚介類が苦手な私がおいしく完食できた。）
さらに、私の食事コースは一番低料金のコースだったがボリュームもありお腹一杯！大満足。

宿泊施設での食事が口に合わなかったり、量が少なかったりして
夜にお腹が空いて困った経験がある方も多いと思う。
私もそんな経験があるので、必ずお菓子を持っていく。
でも、こちらでは夜にポテトチップスをつまむ必要はもちろん無かった。

露天風呂─東郷湖からの風を受けながら─

夕食後、東郷湖に沈んでいく夕陽が見られると良いな、と思い露天風呂へ。
誰も居ない。貸切だ！ひゃっは〜♪

ぬるめのお湯が気持ち良い。もしかしたら冬は風が寒いかもしれない。

目の前は東郷湖。しかし、西側に壁があって夕陽は見られない。
バスタオルを巻いて、壁際に立つと夕陽が見られる。
この壁が無いと向こうから丸見えになってしまうのだから仕方ないけれど少し残念。
頭上には薄いブルーから紫へのグラデーションの空、
心地良い風・・・あぁ〜、幸せ。

少しすると、おばあちゃん・お嫁さん・お孫さん２人の朗らかなお客さんが来て、
狭い浴槽の中だからこそのおしゃべりを楽しんだ。
隣の男湯からは、お父さんと子供の嬉しそうな歌声が聞こえる。
「ポ〜ニョ、ポーニョ♪ポニョ♪さかなのこー」

なんだか、良い一人旅になりそうだぞ！

翌朝、気がついたら携帯の目覚ましアラームが鳴っていた。
お腹一杯になって、良い温泉に入って、ぐっすり熟睡した。

翌日の朝食

ちなみに、翌日の朝食も1階のレストランで。
ビュッフェ形式でいただく。 内容はやはりオーソドックスなメニューだが、量も味も満足でした。
レストランの窓から、東郷湖が青く輝いているのが見える。